ギリシア
8月 29th, 2018 by | Print

妻と一緒に、ギリシアに行ったことがあります。

エーゲ海.jpg

妻が元々ヨーロッパ大好き、なかでも、ギリシア大好き、特に、エーゲ海大好きだったことから、どうしても行きたい、と長いこと言われていたので、コツコツ積み立てて行きました。

昨年の冬はホリデー 日帰り旅行でスキーに行ってきたので私はそれだけで満足だったのですが、とうとう旅行積立を使って旅行の申し込みを妻がしてきました。

ギリシア、エーゲ海が見たかったのは、絵画の影響だそうです。恩師がギリシアに1ヶ月滞在されたとき、いくつもの絵を描かれていて、その絵がすばらしく、ギリシアに私もいってみたい、と思ったそうです。もちろん、エーゲ海だけではなく、アクロポリスの丘や、パンテオン神殿に沈む夕日も見たい、と計画しました。

食事で一番おいしかったのはシーフード料理でした。中でも海辺のレストランで、イカのから揚げをいただいたのですが、これが最高においしかったです。ごく普通に塩味のから揚げで、レモンを絞っていただく、というもので、ギリシア特有の料理というわけではありませんが、やはり新鮮な海鮮をいただくことができるのはギリシアならでは、ではないでしょうか。

加えて、エーゲ海のミニクルーズもよかったです。天気にも恵まれたのですが、青い海と白いミコノスの建物のコントラストは忘れることができません。クルーズですが、地中海ですので、波は穏やかで船酔いをする、ということもないですし、乗っている時間もそう長くないから、クルーズ初心者にも向いています。エーゲ海の風もとても気持ちがよいです。

サントリーニ島.jpg

ギリシアの方は大変アバウトで、また、陽気な方が多いと思いました。そういったガイドさんの中で、一人、少し年配の方がいらっしゃいましたが、その方は観光のあと土産店にツアー客を連れていく、という役割がありました。その人が、なぜだか私を気にいってくださったようで、なんやかんやと話しかけてこられるわけです。で、私がお土産にと思って民族商品みたいな、小さな目玉模様のターコイスブルーの小玉が連なってできたブレスレットを眺めていると、その小玉はギリシアでは幸運の印だ、と説明してきました。

結局、迷って買わずに店を出たのですが、そのガイドさんと別れ際に小さい袋を渡され、プレゼント、と言うわけです。どうも、店員さんがいない時にそのブレスレットから一つ小玉を外していたようでした。当然、これっていいの?ですが、なんだか断ることもできず、もらってしまいました。よかったのかなあ?と思いましたが、きっとよかったのだろう、と信じています。あれから幸運、来たかな、なんて思っていますが。

私たちがホテルをチェックアウトするための手続きをしていたとき、ちょうど一緒にいたツアーメンバーのご夫婦のご主人もチェックアウト手続きをされていました。そのご夫婦の奥さんは、旦那さんがチェックアウトをしているとき、ソファのところで待ってらっしゃいました。
そんなに長い時間ではなかったのですが、その一瞬の間に、ご夫婦の所有物であった、荷物を載せる折り畳み式のキャリーがなくなっていました。奥さんはソファを離れたわけでもなく、普通に席に座っていらした、そのすぐ隣に置いていたのですけど、それでも無くなってしまったのです。きっと、すっとさりげなく盗っていかれたのでしょう。

びっくりでした。付近には他にも日本人のツアーの客がいましたけど、外国の方もいらっしゃいました。当然同じツアーの人ではなく、外国人の宿泊客か、もしくは、ホテルですから、ロビーに物を盗む目的で出入りしている人もいるでしょうから、そういった人だったかもしれません。盗られたご夫婦は、手を離したのが悪かったのだから、とサバサバされていましたが、後味の悪い思いをしました。ま、時が過ぎれば笑い話かな♪