サンフランシスコ
8月 14th, 2018 by | Print

だいぶ昔の話になりますが。今の奥さんが彼女だった頃、サンフランシスコに年末年始を一緒に過ごすために行きました。サンフランシスコでも、比較的治安の良いローカルさが残っているシティーでショッピングや観光を楽しみたいという目的でした。

ゴールデンブリッジ.jpg

ユニオンスクエア近くの街並みでの買い物、私はリーバイス、Nike、彼女はルイヴィトン、グッチが好きで見るだけでもいいから見たい、その他にも当時、私は貴金属のビジネスをしていた為、クロムハーツにも興味がありました。

サンフランシスコにはアウトレットモールが何個かありますが、一番大きいギロイプレミアムアウトレットに日帰り旅行のバスツアーで行きました。あまりにも広く、全て周ろうとすると丸々一日かかってしまうほどです。今回はお揃いのスニーカーをまずは買おうと決めて、アディダスやアシックスなどのスポーツメーカーの店を周りました。

お気に入りが見つかったあとは、少し別々に買い物を楽しみました。彼女はたくさんの袋を手に待ち合わせ場所に満足そうに現れましたが、私は買い物に少々飽きてしまい、ベンチに座って人間ウオッチングを楽しみました。男性は買い物にすぐ飽きているのか、ベンチはほとんどが年配の方が男性でした。子守をしている男性も多く、アウトレットモールは万国共通で女性のストレス発散場所であるのだと感じました。

観光場所は主にユニオンスクエア近くでした。あとはベタですが、アルカトラズ刑務所にフェリーに乗って観光を楽しみました。食事内容はフィッシャーマンズで海鮮類を楽しみましたし、アメリカのマクドナルドでも食べました。日本とはまた違うステーキのボリュームやピザには圧巻でした。寿司バーに行った際に、アメリカナイズされた寿司は日本人である私たちには合いませんでしたが、多くのお客さんがいたので寿司が大変人気があることはよくわかりました。あとは、スタバでベイクドチョコレートバーは日本と同じで美味しかったです。

私はアルカトラズ刑務所の歴史に興味があり、もともとアメリカの犯罪史を大学の卒業論文にしていたくらいです。尊敬するといえばおかしなことですが、シカゴのマフィアのアル・カポネ(禁酒法で逮捕、ただ脱税で逮捕)ボストンのアイルランドのマフィアのホワイト・バルジャー(暴力、麻薬など)で逮捕されて収監された場所です。軍事刑務所を普通の刑務所にしたのですが、現在は観光名所です。入った瞬間にスタンプを推していくツアーが始まりました。これは沖縄の首里城のような感覚です。

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日本語の音声ガイドも借りられたので、大変わかりやすくより楽しめました。人気のツアーのようで当日の予約は難しいようです。船は風が強く肌寒かったので、上着があった方が良いと思います。島から見えるサンフランシスコの街並みもきれいで、たくさんの人が写真におさめていました。

犯罪者の心理に大変興味があり本などもよく読みますが、アルカトラズ刑務所のパーカー、シャツなどを購入し、囚人服のセットも買いました。彼女に対してもアルカトラズの記念コインを購入してあげました。彼女はあまり興味なさそうでしたが、あくまで記念です。

旅行中に本気で怖かったのは、ユニオンスクエアから少し離れた場所で彼女と歩いていた時に黒人ギャングの集団から「タバコをくれないか」と言われました。すかさず「OK」と言ってしまったのですが、かなりビビりました。日本人目当てに声を掛けてきたのだと思いますが、もし強盗などの目的でしたら、ナイフどころか拳銃をつきつけてこられたかもしれません。今でもそれを想像すると身震いしますが、タバコを渡すと素直に「Thank you」と言って去ったのでほっとしました。

彼女と一緒だったのに、危ない思いをさせてしまい、申し訳なく思いました。日本のように街並みをただ楽しみながら歩いているとすぐに目をつけられてしまうので、もう少し周りの様子にも気を配るべきだったと反省しました。今でもふと彼女が思い出しては、笑い話にしています。